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柳時悦 院長

JIETSU RYU

虫歯の削り方から未知の症例の見立てまで
医師の経験、知識、生き方を投影した診療

神奈川歯科大学卒業 1977年駒込に最初のクリニックを開院。2008年まで東京都滝野川歯科医師会会長。2009年日本橋に移転。日本口腔インプラント学会専門医。国際口腔インプラント学会専門医、指導医。東京大学医学部付属病院医療連携施設に認定。

柳時悦 院長

柳時悦 院長

日本橋りゅうデンタルクリニック

中央区/日本橋/日本橋駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科
  • ●歯科口腔外科
  • ●小児歯科
  • ●小児歯科

紹介により、全国各地から患者さんがインプラント治療を求めて来院

柳時悦 院長

駒込で35年、歯科医院を開業していたのですが、2009年に現在の日本橋に移転しました。理由は、当院はとくにインプラントを多く手がけているのですが、紹介で全国から患者さんが来るようになり、駒込ですとどうしても交通的に不便だったからです。日本橋だと東京駅からも近いので、地方から来る患者さんにはかなり便利な場所なんですね。開院当時は普通に一般歯科としてご近所の方を診ていたのですが、今では患者さんのほとんどは紹介でいらっしゃるようになりました。
院内でこだわった部分は完全個室であること、そのスペースも広く充分にとること、です。従来の、ユニット(診察台)がずらりと並んだ形式では、話が全部他の患者さんに聞こえてしまいます。どう考えてもこれは嫌だろうと思うんです。ですからここは譲れないところでした。

無料相談や術後10年保証、日々の研鑽で最高のインプラント治療を追求

柳時悦 院長

当院では、インプラントという言葉が学会で出始めた頃から興味を持ち、携わってこちらも35年以上になります。この間に技術を磨き、治療自体も進化し、インプラントは失った歯を取り戻す手段として当院で最も多い治療項目になりました。インプラントの良さは、なんといっても他のどの治療法よりも自然な噛みごたえを感じられること、これに尽きると思います。勉強し始めた当初は、“新しい方法も知っておかなければ”と、他の項目と同じような気持ちで取り組んでいましたが、実際行って、術後の患者さんの喜び方を見ると、これは極める価値のあるものだと認識するようになりました。まあ、それだけ入れ歯が不快だということなのでしょう。
ただ、術後の噛み締め具合や骨の新陳代謝の具合によって、成功率が100%ではないことも事実としてあり、手術前後の丁寧なケアを行うことを基本方針としています。
まず無料診断を行い、ここで患者さんの現在の口の状態を知り、手術が可能なのか、可能ならどこに何本必要なのか、そして費用や術後のことなどを詳しくお話します。当院では歯科用CTを備えていますので、その場で検査し、治療方針をお話することが可能です。CT は口の中を立体的に把握することができる機械。これがないと正確な診断も治療も行えないので、開業医にはほとんどない時代に導入しました。相談に来られても、じゃあまず大学病院でCTを撮ってきてください、ではあまりにも時間がかかりすぎるし、口の中がわからないまま相談してもあまり意味がないですからね。
術後は10年保証を行っています。これは定期的にメンテナンスに来ていただける方に、という条件がつきますが。何年も快適に噛めることが目的ですから、これも当たり前といえば当たり前のことですね。
そして、インプラント手術は術者の高い技術が要求されますので、充分な経験と日々腕を磨くことも必要です。今でも休みの半分以上は講習会などに参加して、より正確な手術が行えるよう努力しています。

常に知識と広げ、歯に関する要望や質問には完璧に答えるべきという信念

柳時悦 院長

もちろん一般歯科を行います。とくに痛くない麻酔を打つことにかけては自信がありますので、痛みに弱い方はぜひいらしてください。さらに矯正にも力を入れています。最近は表から見えない裏側矯正の要望が多いですね。上の歯は裏側、目立ちにくい下の歯は表側、というハーフリンガルという方法も、上下裏側よりは値段が抑えられる等の利点があるので、場合によってはおすすめすることもあります。
矯正はやはり需要がどんどん増えている科目なので、力をいれざるを得ないです。なぜ力を入れているのかと聞かれたら、望んでいる患者さんが多いからです、という答えになります。歯について聞かれたらすべてお答えする、その治療を希望する人がいたら、なんであれ全力で取り組むのが医師のつとめだと思っています。「それはうちでは扱ってないから」「確かに歯に関することだけど、そこは専門外だから」なんていう答えはしたくないので
す。
そのためには、いくつになっても日々勉強しなければいけません。「それはわからない」という答えをしないためには、あらゆることを知ろうとする気構えが必要です。

科学全体と人間について学び続け、その人の全てを投じて診断する気概

そもそも、小さな虫歯削ることひとつとっても、医師によって方法は変わるんです。その人のこれまでの経験、技術、そしてものの捉え方すべてが表れてしまう。診断だってそうです。
以前、歯の治療をして以来どうしても痛みが取れない、と訴えてこられた患者さんがいました。2つの大学病院で治療して再治療も何度かしたけれど、痛みがひどくなるばかり、という。しかし私はこの方を診て、これは歯の問題じゃないとわかりました。それどころか、歯をいじればいじるほど悪化します、と告げました。
結局それは神経障害性疼痛という、神経の病気だと判断しました。なぜ大学病院の先生たちはみな歯が原因だと信じていたのでしょうか。おそらく、歯のことだけ、狭い世界の研究だけをしていたんじゃないかと思います。本当は、病気というものは、世の中全体を知らないと判断できないのです。
ほかにも、顎関節症の治療は、昔は健康な歯をあちこち削って動きがスムースになればいい、などというような治療法が常識でした。でも私は、歯を削る事は当時からおかしいと思っていました。しばらくしたらアメリカの顎関節症学会で、歯は削らない方が良いと発表されて、ようやく誰もやらない方向になってきました。
こんなふうに、原因不明の症状や新しい療法に対する判断は、自分が蓄えてきた知識と経験に基づいてで行うしかありません。自分のなかに深い知識と見識があれば、患者さんにとって適した方法を判断できます。
医師ならば、自分の専門だけでなく医学、科学全体をつねに勉強して広い視野を持つべきです。さらに、患者さんそのもの=人間を見るということも必要です。病を見ずして人を見よ、というのは慈恵会医科大学の校訓ですが、まさにそうだと思います。自分の持っているもの、人生すべてを投じて診断し、治療するのです。

これから受診される患者さんへ

そんなわけで、どのクリニックも、それぞれの考えややり方で治療を行っていますから、歯科医院選びは慎重に行ってください。口コミや紹介、そして実際医師からじっくり話を聞くなど、情報集めが欠かせません。当院もインプラントだけでなく虫歯や矯正、咬み合わせなど歯のお悩みにはすべてお答えしたいと考えていますので、なにか気になることがあったらぜひ一度ご来院ください。平日は8時まで、土曜も17時まで診療しています。日本橋駅、高島屋デパートのすぐ裏手にあり、地方の方も来やすいのではないかと思います。

※上記記事は2017年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

柳時悦 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味:医学、科学系の読書

グラフで見る『柳時悦 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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