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馬見塚 賢一郎 院長

KENICHIRO MAMIZUKA

最先端のスウェーデン式のPMTCを導入。予防を重視した「健康創造型医療」を実践。

大学卒業後、勤務医として経験を積んだのち、五反田に開業。その後、築地駅に近い聖路加ガーデンに「馬見塚デンタルクリニック」開業。

馬見塚 賢一郎 院長

馬見塚 賢一郎 院長

馬見塚デンタルクリニック

中央区/明石町 /築地駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

法学部を中退し、歯科医師を目指す。

馬見塚 賢一郎 院長

自営業の親から「手に職をつけなさい」と子どもの頃から言われ、医師や歯科医師、弁護士などを勧められたのですが、反抗期だったのでしょうね、親の言うことに従いたくなくて文科系大学の法学部へ。
普通に学生生活を謳歌していたのですが、将来への不安が募りはじめた大学2年の夏に、縁あって医療関係の予備校の先生と知り合いました。それをきっかけに一念発起し、大学を中退して歯科大学を目指すことに。ところが、受験は1月末。予備知識ゼロの状態から、5カ月あまりで受験しようなんて、どう考えても無謀です。ただ、私が自分で決めたこと。やるしかないという決意で、寝る間も惜しみ、必死に勉強しました。いま考えても、今までで一番勉強した期間でしたね。その努力が実を結んで合格し、歯科医師の道へ進みました。
大学の先生からご紹介いただいた開業医のもとで2年経験したのちに五反田で開業。その4年後、日比谷線「築地駅」から徒歩7分、有楽町線「新富町駅」から徒歩8分に位置する聖路加タワーのオープンと同時に、このクリニックを開業しました。

提供しているのは、病気を未然に防ぐ「健康創造型歯科医療」。

馬見塚 賢一郎 院長

歯科治療の2大疾患は、虫歯と歯周病です。でも、これは歯科医師でも治せません。治せないというのは、完全な治癒ではないからです。
たとえば風邪や頭痛、小さなケガなどは完全に治癒します。ところが、虫歯は症状が進んでしまったら悪いところを削り、金属や樹脂を詰めるなどの処置をするしかありません。そのような処置をした歯は、健康な歯よりも虫歯になりやすく、これは治癒とはいえないでしょう。元の状態に完全に戻っていませんから。
そこで、どうすべきかというと、悪くなる前に予防すればいいのです。もちろん、これまでも予防は行われていました。主なものは、歯みがき指導と定期検診。それでも虫歯や歯周病は防ぐことはできず、なるべく早く発見し、すみやかに対処することがこれまでの歯科医療のあり方でした。
しかし、私は病気をもっと早い時期に未然に防ぎ、健康な状態を維持することが真の歯科医療だと考え、その理念を「健康創造型歯科医療」と名付けました。
違う言い方をすれば、歯が痛くなり「患者さん」と呼ばれてしまう前にお会いして、「健康です」「この状態を維持してください」というお手伝いがしたいと考えています。
そのために当院が行っているのが、PMTC。
P…プロフェッショナル(専門家による)、M…メカニカル(機械的な)、T…トゥース(歯の)、
C…クリーニング(清掃)です。歯のプロである歯科医師や歯科衛生士が高度なスキルで歯に付いた汚れを落とします。定期的に受けていただければ、かなり高い確率で、虫歯や歯周病が防げます。

患者さんの願う幸せを叶える治療を心がける。

馬見塚 賢一郎 院長

私は寝たきりのお年寄りや体の不自由な方の在宅診療にも携わっており、その実体験から得たことなのですが、患者さんを症例としてではなく人として見て、その人の幸せを配慮した診察・治療を心がけています。
歯科医師だからといって、単に治療することだけを第一義としてはいけないと思うのです。私自身、虫歯を削ったり金属を詰めたりする細かい作業や外科的な治療は得意だと自負しています。でも、治療が全てではなく、必要なのは患者さんの人生に沿った歯科医療ではないでしょうか。
以前こんなことがありました。もう意識のないおばあさんのご家族から入れ歯をつくってほしいと依頼されたのです。上と下の総入れ歯。私は引き受けましたが、内心「もう口をあけることもできないのに…」「入れ歯をつくっても食べられないのに…」と思いながらつくりました。
しばらくして、おばあさんは天国へ召され、後日そのご家族がわざわざ私を訪ねてくれたのです。私はお悔やみと、無意味な入れ歯をつくったことを詫びました。そしたら、そのご子息が言ったのです。「先生、何を言っているのですか!?先生のおかげでお袋はきれいな顔で天国へ行けたんですよ。私たちは、先生にとても感謝していてお礼を言いに来たんです」その言葉は、私にとって衝撃的でした。
それまで私は、入れ歯は食事をするためのもの、喋るためのものとしか考えていませんでした。でも、それだけではなく、歯科治療というのは、患者さんそれぞれのいろいろな望みがあることを痛感しました。
このような実体験から、私は患者さんの幸せは何なのかを考え、患者さんの望みを叶えたり、幸せのお手伝いをする歯科治療を行うようにしています。

予防歯科のキーマンは歯科衛生士。

「健康創造型歯科医療」の理念は講演会などで話し、少しずつ広まっていますが、いままでやってきたことをさらに積み上げていきたいですね。後進を指導するとともに、1人でも多くの患者さんに、健康な歯の大切さをわかってもらいたいと思います。
それと、医師が看護師のサポートで素晴らしい医療が行えるのと同様に、歯科医療に歯科衛生士は必要不可欠です。当院のPMTCは歯科衛生士に任せておりますし、予測される超高齢化社会となったら、歯科衛生士による虫歯予防やケアのニーズはますます高まるでしょう。そのための認知や地位向上に、微力ながら尽力していければと思います。

これから受診される患者さんへ。

妊婦さん向けのマタニティ外来から、「虫歯が一本もない口をつくろう」と啓蒙している子どもたち、大人の方からご高齢の方まで、あらゆる世代に関わりが持てるのが歯科医療であり、それが私のやりがいです。
歯科医療には限界があるかもしれませんが、可能性もたくさんあります。そのひとつが、積極的な予防「健康創造型歯科医療」でしょう。
治療はもちろん、予防のためのご相談、またセカンドオピニオンとしての活用も歓迎いたしますのでお気軽にご来院ください。

※上記記事は2015年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

馬見塚 賢一郎 院長 MEMO

  • 出身地:長野県
  • 趣味・特技:運動
  • 愛読書:レ・ミゼラブル
  • 好きな映画:ロッキー
  • 好きな言葉:情熱
  • 好きな音楽:ロカビリー
  • 好きな場所:海

グラフで見る『馬見塚 賢一郎 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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