浅川 幸子 院長への独自インタビュー

消去法で選んだ歯科医が、今は天職に。

高校生の頃に「一人でも生きていけるように手に何か職を付けたい」と考えるようになり、この道を志しました。と言うと何とも勇ましく聞こえるかもしれませんが、数ある「職」の中でも「歯科医師」を選んだのは、自ら強く望んでというよりは、実は消去法のようなところもありまして……。それまで通っていたエスカレータ式の文系の一貫校から外部の大学を受験するにあたって理系を選んだときも、医科か歯科で迷った際に血を見るのが苦手という理由で歯科を選んだときもそう。けれど「残り物には福がある」ではありませんが、消去法のようにして選んだ歯科医という仕事を、今は天職だと感じているわけですから、人生の巡り合わせって本当に不思議なものですよね。
「人生の巡り合わせ」という意味ではもうひとつ。私自身、中学生の頃に矯正治療をした経験があり、そのときの主治医と、大学に入ってから偶然、今度は学生と指導教官という形で再会することになったときには本当に驚きました。残念ながら先生は、私のことを覚えていなかったようですが……（笑）。
そこからの経緯は、大学ならびに大学院において矯正歯科学を専門に学び、その後、米国イリノイ大学に留学して卒後研修課程を修了しました。そして、帰国後の2006年に当院を開業して現在に至っています。

ウェディングサロンの雰囲気で、良質の矯正治療をご提供。

院名のとおり、当院は「矯正」専門の歯科医院となっております。義歯やインプラントなどと同様に、矯正の世界もまた、一生涯かけても学び尽くせないほどに奥が深く、また治療においては高いスペシャリティが要求されます。そのため日々の診療と併行して勉強も続けていかなくてはなりませんし、とてもではありませんが、片手間で行えるものではありません。実際に、歯科先進国のアメリカでは、矯正治療に携わるのはみな専門医。その代わり、各分野の専門医がチームを組んで包括的な歯科治療を実践しています。矯正専門の当院でもやはり、他院と連携を図ることで同様の取り組みを行っています。
また当院の特徴としては、女性の患者様が多い点も挙げられるかと思います。私も含めてスタッフがすべて女性であるということに加えて、院内のフェミニンな雰囲気も大きく関係しているのかもしれません。内装は特に若い女性の患者様から好評で、「ウェディングサロンのよう」と言っていただけることもあります（笑）。正直言いますと、開業前に私がイメージした内装とは若干異なる仕上がりになってしまったのですが、それでも患者様に喜んでいただけているのなら、結果的に良かったのかなと思っています。

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