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山田 奈生子 院長

YAMADA NAOKO

3人の子育てを経験した女医として
子どもの成長を見守り、母親の不安に応える

大学卒業後、東京慈恵会医科大学付属病院へ。小児科を専門に研鑽を積み、診療に子育てにと多忙な日々を送る。1997年に「水天宮前駅」すぐの場所に開業。経験を伝えるだけではなく、子育て、医療、医学に関する情報を整理することも重要だと考えています。

山田 奈生子 院長

山田 奈生子 院長

水天宮前小児科

中央区/日本橋人形町/水天宮前駅

  • ●小児科

医療への興味から医師になり、小児科を専門に

山田 奈生子 院長

私の叔父は小児科医をしていて、いつも「医師は人の役に立ついい仕事だよ」と聞かされていました。また、私が5歳のときに2つ年下の妹が病気で亡くなったという経験があり、医療に対する強い興味をもっていました。こうした背景があって医師になりましたが、私が医師になったばかりの頃は医療のなかで専門分野が細分化されつつある時期でした。さまざまな診療科のなかでも、とくに小児科は「人間を丸ごとみる」といった感じを受けて、とても魅力的に思えたんですね。子どもたちの心の問題もケアしていきたいという気持ちもあって小児科医になることを決め、診療を続けてきました。

3人の子育てを経験したからこそ、母親の不安に応える医療を

山田 奈生子 院長

『水天宮前小児科』を開設したとき、我が家の三姉妹の末っ子はまだ3歳でした。3人の子どもを育て、一方で医師として診療を続けるなか、私の心にいつもあったのは、「母親の不安に応える医療が不足している」という想いでした。子育てを頑張っているお母さんと子どもにゆっくりと向き合いながら、毎日の生活の中で気になっていることを気軽に話していただけたら。そんな考えのもとに今から20年ほど前の1997年、自分の誕生日ならば絶対に忘れないだろうと思って(笑)、9月17日に開設しました。ここは私の実家から近く、子育て世代が少ない地域でしたから、ゆっくり診療をしていきたいという私にとっては理想的な場所でした。院内感染のリスクをなくして、それぞれの患者さんにしっかり時間を取って診療するために、開設当初から変わらず、予約制にて診療を行っています。2017年10月からWEB予約(インターネット予約)を始めました。電話での予約も可能です。

保護者の気持ちに寄り添い、子どもたちの成長を見守る

山田 奈生子 院長

当院では、病気のときに必要なアドバイスや治療をすることはもちろん、予防接種や健康診断などを通して子どもたちの健やかな成長を見守り、お母さんたちの不安にお応えしています。とくに、予防接種や健康診断で来院なさるときは、日頃からちょっと気になっていることをお話いただく良い機会なんですよね(笑)。実は当院の問診票には、お子さんの情報のほかに、お母さんの気持ちを記入していただく欄を設けているんです。子育てをする上で、子どもとお母さんの関係はとても大切なものですから、ぜひ些細なことでもご相談いただければと思っています。何気ない会話の中でポロっとお話になることが、実はお母さんの心配事だということが多いもの。以前、おねしょのお悩みから実際に検査をしてみたら、3歳のお子さんに脳腫瘍が見つかったということもありました。最近では、育児に積極的なイクメンパパも増えていますけれど、私の子育て経験も踏まえながら、適切な医学情報を提供することが出来ればと思います。

臨床心理士と連携して、心と体の成長をサポート

当院には非常勤の臨床心理士が在籍し、カウンセリングやプレイセラピー(遊戯療法)なども行っていますので、もしもお子さんとの生活で「ちょっとおかしいかな?」といった感覚があるときには、いろいろな対応をご紹介できると思います。私からぜひ、保護者の皆様にお願いしたいのは、子どもたちに「いつも見ているよ」「大好きだよ」というサインを送り続けること。年齢によっても異なりますが、保護者の手や口をだし過ぎず、子どもたちの求めにタイミングよく繰り返し応じることで、「心と体の成長の土台作り」をしてあげて欲しいと思います。診察時には私も、直接子どもたちに話かけるようにしているんです。「ちゃんとお鼻をかもうね」、「お腹が痛いから今日はお菓子をガマンしようね」など。こうした経験を通して自分自身の体を知って、将来的に自分で自分の健康を守れる大人になってほしいと願っています。

これから受診される患者さんへ

『水天宮前小児科』は、東京メトロ「水天宮前駅」から徒歩1分、「人形町駅」から歩いても3分ほどと、非常にアクセスのよい場所にあります。開設当初、診療に子育てにと忙しい私に、お昼ご飯を作って持って来てくださった患者さんのお母さんがいらっしゃいました。そうした患者さんのご家族、地域の方々に支えていただきながら診療を続けて来られたことにとても感謝しています。これまでの経験や知識をもって、これからも子育て世代をサポートしていきたいと考えています。何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2017年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

山田 奈生子 院長 MEMO

小児科専門医

  • 趣味:美術館・博物館めぐり
  • 好きな本:向田邦子さんの著書
  • 好きな映画:サウンド・オブ・ミュージック
  • 好きな言葉・座右の銘:人生に必要なものは、勇気と想像力(チャップリン)
  • 好きな場所:東京国立博物館(上野)

グラフで見る『山田 奈生子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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